DHA・EPAって何者?現役管理栄養士がお答えします!

最近話題のDHA・EPAの効能などをご説明致します。

食中毒(ノロウイルス)

前回は、最近話題となっているO-157についてお話ししました。

今回は10月頃からから増えてきて秋から冬にピークを迎えるノロウイルスについて説明していきます。


ノロウイルスは人や食べ物を通して感染します。感染すると24時間から48時間の潜伏期間を経て下痢、嘔吐、発熱、腹痛、胃痛などの症状を引き起こします。

発症の度合いは様々で、免疫の強い人は感染しても症状が出ないこともあります(健康保菌者)。しかし、免疫の弱い子供や高齢者などは症状が重篤化することもあります。

下痢などの症状が出たら脱水に注意をする必要があります。


ノロウイルスの感染源となる食材については牡蠣が有名ですよね。

ノロウイルスが流行する秋から冬という時期も牡蠣が市場に出回る時期と一致しています。

牡蠣を食べて感染する人が増え、人から人へ感染しすることで、気温の低下で免疫が落ちやすいこの時期にノロウイルスが流行するのです。

ノロウイルスの原因は海水にあるとされています。牡蠣などの二枚貝は海水を吸い込みエサとなるプランクトンやウイルスを溜め込み海水だけを吐き出します。あさりやしじみなどは加熱して食べるため感染しにくいですが、生で食べる牡蠣が出回ることで感染が拡大します。

あさりやしじみなども、加熱が不十分であれば感染する可能性はあり年中気をつけるべき食中毒とも言えます。


人から人への感染経路としては、ノロウイルスはヒトの腸管内でしか増殖できません。

患者の嘔吐物や便に汚染されたものを介して感染します。(患者の使用した食器類の消毒不十分や、カーペットなどで処理しきれなかった嘔吐物や便が乾燥して舞い上がり、吸い込むことで感染)



長くなりそうなので

予防策については次回、お話ししますね。