DHA・EPAって何者?現役管理栄養士がお答えします!

最近話題のDHA・EPAの効能などをご説明致します。

EPAってなんだろう?

EPAとは、「エイコサペンタエン酸」の略称です。


EPAはn-3系の多価不飽和脂肪酸の一種で、体内ではほとんど生成することが出来ない必須脂肪酸です。

体内でほとんど作られないのに必須なので食べ物から摂取する必要があります。


EPAが多く含まれる食材とは、ずばり、青魚です。

イワシやマグロ、サンマ、鮭、アジなどに豊富に含まれています。

EPAは熱に弱いため、出来るだけ生で食べることで効率的にEPAを摂取することが出来ます。

魚が苦手な方には、サプリメントなどでも手軽に摂取できますよ!


EPAにはいくつかの効果があります。

その中でも血液をサラサラにしてくれる効果に注目したいと思います。

血液中の血小板が固まることにより血栓が出来て血管が詰まりやすくなってしまいます。

EPAには血小板を固まりにくくする効果があり、これによって血液がスムーズに流れ、血液がサラサラになるのです。


この効果によりEPAには心筋梗塞や虚血性心疾患、動脈硬化脳梗塞脳卒中血栓症高脂血症などの予防や改善に役立つことが明らかになっています。


但し、必要以上にEPAを摂取することで出血が止まりにくくなったり気分が悪くなるといったことが起こります。健康になるつもりが逆に不健康になることがあり得るのです。

魚から摂取する場合は神経質になるほどではないと思いますが、サプリメントだと手軽にたくさん摂取できてしまいます。

サプリメントでの摂取は用法用量を守ってくださいね。